頻繁にブログ更新するようになったと思ったら圧が強めの記事が続いたので、今日は軽めにコーヒー飲みながらコーヒーの話でもしよっかなーと。
問題は味の説明でして…たとえばワインに過剰にお詳しい人々がその味の表現で、湿った土だの濡れた芝生だの落ち葉だのいうじゃん?お前芝生食ったことあんの?へーみたいな…(香りの話だっていうのは理解してますんで為念)まぁはじめましょう。
わたしはもともとお茶派だったのですが、パンデミックをきっかけにすっかりコーヒー派に。
営業規制によりスーパー以外何もかも全て閉まっている街中で超初期から開いていたのが独立系コーヒー屋だけだった(しかも凄まじく旨い)
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家でも旨いコーヒーが飲みたくなる
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Breville(ブレビル)の小さいエスプレッソマシンとグラインダーを買う
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オンラインのESL(英語が第二言語の人向け語学クラス/語学学校の総称)を見つけ通うようになり、授業のお供に毎朝コーヒーを淹れるようになる
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午前中にコーヒー飲まないと脳内の何かが起動しなくなる
理由はこんな感じです。
凄まじく旨い独立系コーヒーショップの名前はThe Coffee Movement
(日常が戻ってきた今は)目の前の路地をケーブルカーが走る、小さなお店です。
https://www.thecoffeemovement.com/
同クオリティの味を家でも求めるようになり、我々のコーヒー探しの旅がはじまるのでした
つづく…
いや、つづかないです。このまま書き進めます。
サンフランシスコおよび周辺には有名なコーヒーブランドがいくつもあります。
「西海岸の、いつもの味」というクソみたいなツイートで一気に有名になった Blue Bottle Coffee (皆これサンフランシスコ発だと思ってるけど本当はオークランド発なんだよね…)、なんでか知らんけど共産主義モチーフっぽいマークの Ritual Coffee Roasters、味にうるさいタイプの人が推す高級コーヒー屋 Four Barrel Coffee 地元レストラン使用率が高い Sightglass Coffee、知名度はそうでもないがFB本社カフェ御用達(らしい)のSaint Frank Coffee (前述のコーヒームーブメントもセントフランクの豆を使用) お隣オークランドには、銀座にもお店があるThe Bicycle Coffee、ハンバーガーのShake Shackがその豆を使う急成長中のRed Bay Coffee
こんな感じで、澱みなくスラスラと書き連ねられるほど数々のコーヒーブランドが存在します。
日本人はコーヒーと言えばドリップを思い浮かべる人のほうが圧倒的だと思いますが、こちらは基本的に皆さんラテを飲んでます。ラテの場合、牛乳の味で結構変わるんじゃないかなーと思いますよね。スタバを含むサンフランシスコのコーヒー屋はRed Bay Coffeeを除き同じ牛乳ソノマのローカルブランドの牛乳を使っています。(Red Bayは最近ペタルマのstrausに変更)
我々は一通り試した結果、最近ようやくお気に入りブランドを見つけました。


Equator Coffee
https://www.equatorcoffees.com/
https://www.equatorcoffees.com/blogs/cafes/mill-valley
サンフランシスコからゴールデンゲートブリッジを渡り北に車で20分ほど行ったMill Valley (ミルバレー)という小さな街に本店があります。(サンフランシスコ市内にも一応ある)まず、この本店の雰囲気がめちゃめちゃ良い!
コーヒー豆買うだけならWhole Foodsでいい。わざわざ行って買うならお店の居心地の良さは超重要。
街の中心部のロータリーに面し、日曜日はコーヒーを飲みながらおしゃべりする人、自転車でマウント・タマルパイス(Mount Tamalpais)に登った帰り道に寄る人でいっぱいです。アジア人率は激低で白人ばっかりですが(都市がそういう都市なので)店員さんだけではなく客も超フレンドリー。更にこの店は豆を購入する人が多く商品の回転がめちゃ早いのもポイント高い。昨日買ったものは焙煎日は8月4日付でした。
Equatorには10種類近くのエスプレッソ用豆ラインナップがありますが (☆) おすすめは以下の2つです。
Jaguar Espresso Fair Trade Organic (12oz/340g) $16.50−
わたしはこれが一番好きです。ダークロースト。頭が冴えてやる気が出る感じのダークローストで酸味はほぼなし。とはいうものの苦味が強いわけではなく甘くないチョコレート、カカオの香ばしさのある味です。脂肪分の多い牛乳には絶対コレがいと思う。
TIGERWALK ESPRESSO (12oz/340g) $16.00-
旦那が推すのはこっち。Jaguarより少しマイルドでほんのりとした酸味あり。ただし酸味だけ目立つのではなくアップルパイを食べたときのようなスパイスとフルーツの香りと酸味が一体になったような甘さのある香りが残ります。一日に何杯も飲む人とアイスラテには少しだけ爽やかなこっちのほうがいいかな。
*うちは一週間で2袋消費します
コーヒーの味はバリスタさんと淹れ方によって大きく変わります。
いや、わたしも最初は同じ店なら誰が淹れても同じ味でしょ?と思ってたの。ところが違うんだよ。
例えばフェリービルのBlue Bottleは5年以上働いているアジア人の女性バリスタさんが二人いて、この二人が淹れるラテはすばらしくおいしく、他の人の淹れるラテとは全く違うのです。
すなわち、店頭で飲んでみて人によって味にバラつきのあるコーヒーは、家で素人の自分が淹れるとそのおいしさを再現できない可能性があるので選ばないほうがいいんじゃないかなー、と個人的に思います。
Equatorは「めちゃくちゃおいしい」と「ずば抜けておいしい」程度の差しかないのでこの点からもおすすめです。
Twitterをいつも見てくださっている皆さんは「あれ…いつものところ紹介しないの?」とお思いでしょう。もちろん紹介しますよ。わたしたちのパンデミックライフを支えてくれた恩人。
Napa Valley Coffee Roasting Co
https://napavalleycoffee.com/fresh-roasted-coffee
*ツイートの画像は店舗はセントヘレナ店です。
ここは卸がメイン。特にこのセントヘレナ店には全てのブレンドの配合を記憶してるお兄さんがいて、味の好みを言うと推しブレンドを教えてくれます。わたしはSweetie Pies Espressoをいつも頼んでいます。Equatorで紹介した2つの中間のような味です。
しかし、こういう、昔ながらのコーヒーショップってサンフランシスコ市内ではほぼ見かけないのですがちょっとホッとしますね。ワインツアーにお越しの際はぜひ立ち寄っててみてください。
以下おまけ
このあたりのありとあらゆるお店はイヌにおやつくれるところが非常に多く、たいていミルクボーンという小さいビスケットをおいています。
冒頭に列挙したコーヒーブランドの中のひとつ、フェリービルのRed Bay、ここはちょっと高級なイヌのおやつをくれます。同じものを店頭で販売してる。おかげてイヌ児はBlue Bottleにぜんっぜん行かなくなってしまった。参考までにここはニンゲン向け食べ物も旨い。グアバのジャム入ってる長方形のペストリー(正式名称がわからない)がおすすめ。
土曜日はもう信じられないくらい混むようになってしまった。

この人はアイスラテの牛乳を注いどくエスプレッソ後入れ式。
でも飲んでるうちに何故かちゃんと混ざる。

