アルカトラズ島へ。

これはどこに世界中どこに住んでても同じだと思うのですが、住んでる地域を言うと「◯◯行ったことある?」と、居住地の観光名所を聞かれますが近いといつでも行けるので行ったことない確率が高い。
というわけで、サンフランシスコの観光名所「アルカトラズ島」にわたしは行ったことがありませんでした。名所旧跡にあんまり興味ないしいつでも行けるしどうでもいい。

アルカトラズ島(アルカトラズとう、英: Alcatraz Island)は、アメリカ合衆国カリフォルニア州のサンフランシスコ湾内、サンフランシスコ市から2.4kmのところに浮かぶ、面積0.076km2の小島である。昔は灯台、軍事要塞、軍事監獄、そして1963年まで連邦刑務所として使用され、ザ・ロック、監獄島とも呼ばれている。1972年、国立レクリエーション地域となり、1976年及び1986年にランドマークの指定を受けた。
Wikipediaより)

と、友達とごはんを食べながら言っていたのが2月頃。

で、水曜日は朝起きたらめちゃくちゃ天気良い。サンフランシスコに引っ越してきてから一番暑い。今日を逃すと、この寒い寒いサンフランシスコで観光船に乗る気には一生ならないかもしれない。速攻その友達に連絡して待ち合わせしました、Pier33で。

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ウェブサイトから予めチケット購入できるっぽいのですが、一応電話して問い合わせをしたら「直接来ても大丈夫」とのことで行ってから購入。
行き帰りがフェリーなので各時刻定員あり。要ID。チケットに記名されます。
https://www.alcatrazcruises.com/
オーディオツアー(ヘッドホンで聞く館内案内)付き約37ドル。


出港。気温27度で体感温度は30度超え。
タンクトップで行きました。繰り返しますけど寒い寒いサンフランシスコ、海でタンクトップで寒くない日はまずない。こんなの初めて。
画像真ん中にみえる円柱型の建物はコイトタワー。観光名所ですがもちろん行ったことはありません。

※進行方向に向かって左側に座るとゴールデンゲートブリッジが見えます。

オークランド港へ向かう貨物船。尖った建物はトランスアメリカ・ピラミッド。その左側の高い建物がセールスフォースタワー。橋はベイブリッジ。
最高のフェリー日和。


到着。レンジャーのおじさんの(ナショナルパークなのでレンジャー管理)の諸注意解説の後、島内自由散策。この画像から見て左手に島内地図が置いています。海外にありがち、へんてこJapaneseではなく正しい日本語で書かれていて読み応えあります。
1ドル。

先に島内をぷらぷらと散策。

のんきに「えーいいとこじゃん!別荘地みたいじゃん」「こんな刑務所だったらむしろ入りたい」と言いながら散策。

「オーディオいらないよねー」「全部聞くと時間かかるし」と歩きながらわたしたちは言っていました。わたしは全く興味がなかったのでとっとと一周してさっさと帰ってゴクゴクとビールを飲みたかったのです。だってこんなビール日和ないじゃん。

でもまぁ最初に払った37ドルに含まれるんだから借りました。
(全員オーディオ貸出コーナーを通るルート)
日本語バージョンを借りいよいよ刑務所内へ。


「ありゅかとりゃずへょうこぉそ」

あーやっぱアメリカで日本語解説こうなっちゃうか、と思ったのは最初の一瞬だけ。
その後いきなり流暢な日本語でラジオ演劇調の解説がはじまります。
これがめっちゃくちゃおもしろい。衝撃的。バカにしてすみませんでした。マジで。
金曜ロードショーでやってる吹き替え映画みたい。本当によく出来てる。
大昔の吹き替え海外ドラマの刑事モノを思い出します。
効果音も入り登場人物も多彩。セリフもおもしろいので囚人役をルパン三世の声でやらせたい…。
おそらく他の言語もおもしろいのでしょう。聞き逃すと戻ったり、おしゃべりしている人がほとんどいなくてみなさん一心不乱にオーディオを聞いていました。
自分の生まれ育った国の言語、母国語(第一言語)を借りることを強くオススメします。
無理して英語を借りる必要はありません。
(同じ機械で言語選択式だけど自分では設定できない/オーディオツアー借りなかった人は返金があるらしい。借りたので返金場所はわからない)

アルカトラズ島はアルカポネが収監されていたことで有名なのですが、アルカポネの話なんか梅毒で頭おかしかった、だけ。マジどうでもいい。他に面白い話が山のようにあります。
どれくらい面白かったかというと、友達とはほぼ別行動になり、週末にもう一回行きたいくらい。アトラクションレベルとしてはディズニーランド級です。


この日はたまたまアメリカ沿岸警備隊の人たちが見学にきておりました。
一般人が入れないところを案内されていて下から見上げると囚人気分が味わえました。
皆さん気さくで手を振るとニッコニコで手を振ってくれます。かっこいい。


この房の解説が最高におもしろい。
本当は背中側に窓があるそうなのですが、残念ながら改修工事中

寒い。風めっちゃくちゃ強い。お札飛ばされてるおじさんがいた。
こんなに暑い日でもこんなに寒いとか普段はどうするんだ。


全部見学して1時間ちょっと。その解説をすべて記憶しているほどおもしろく、市内に戻ってから友達とふたり、ビールだけ飲みに来た旦那に延々オーディオツアーのものまねを聞かせていました。

参考リンク:Alcatrazh History http://www.alcatrazhistory.com/

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あっちこっちから日本語が聞こえてきてずいぶん日本人観光客が多いな、と思ったらゴールデンウイークなのですね。みなさん日本に帰ってこういうでしょう。
「サンフランシスコいい天気で暑かった」
運良すぎ。日頃の行いがさぞかし良いのでしょう。

わたしたちが行った翌日、夕方のアルカトラズ島。
場所によっては一日霧が晴れない地域もあり寒い一日でした。(Tweetは地元局の気象予報士)
この時期は一日中天気のいい時期と霧が出る時期のちょうど境目。

冒頭に寒い寒いを繰り返していたのはこれが理由。
日差しが強いので晴れた日中はまだしも、風が冷たく夜は10度ちょっとくらいまで下がります。というかサンフランシスコは年間を通して基本的に寒いです。アメリカ人観光客でも服装を間違えます。「カリフォルニア=暖かい」イメージは万国共通。

アルカトラズ島は潮風が強く、周辺の海水温が低いため市内より更に気温が下がります。
刑務所内はすっごく冷えるので、普段は暖かい服装(羽織るもの)×スニーカーで行くのがオススメ。わたしはこんな好天でも凍えて帰りのフェリーでホットチョコレートを速攻買いました…。寒かった…。

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おまけ


シャウエッセン買い増し
わざわざサンノゼまで行ってしまった…(ミツワ)