ネイルサロンのおばさんが辞めてしまった

※超長文。しかも過去に似たようなものを書いていて鬱。

寒いけどひさびさの青空。週末はまた大雨らしい。

サンフランシスコに引っ越してくる前、英語を覚えるよりも何よりも真っ先にやったことはyelp(日本の食べログのような評価サイト)でサンフランシスコ市内、近郊のネイルサロンを片っ端から調べることでした。
ネイル(マニキュアを塗る、爪をきれいにする)という超自己満行為はオシャレ云々というよりモチベーション向上手段のひとつだったり、息抜き的要素があったり、定期的にネイルをやる(施術を受ける)人にとってはかなり重要。少なくとも私にとっては精神衛生上超重要。

200件近く探して、結局自宅から徒歩で行けるフィナンシャル・ディストリクトにあるネイルサロンに行ってみました。
サンフランシスコのネイルサロンのレベルはとてつもなく低く、日本と同じクオリティのものは全く期待できません。まっすぐな線が引ける、という基本中の基本ができる人自体少ないのです。ネイリストさんの国籍も下手さには無関係(含む日本人)高ければ上手いわけでもないし、Instagramで流行っているようなところは既に新規を受け付けていません。

一昔前の理容室のように全員白衣を着ているお世辞にもきれいだとは言えないそのサロンに行って
「Dianeさんはいますか?」
と聞くと、出てきたショートカットのアジア人のおばさんは言いました。

「わたしがDianeだよ!」

えええええええええええええええ!
私はアメリカのことを全然知らなかったのでDianeという名前のアジア人がいるだなんて想像もしていませんでした。そして私はほぼ英語が話せません。
どうしようかと思いましたが、Dianeおばさんは一生懸命爪を塗ってくれ何の問題もなく仕上がりました。上手だった。
今から3年前のことです。

その後ようやくビザを取得、再びDianeおばさんのところに行くと
「わたしあなたを覚えている!ビザ取れたの?引っ越してきたの?」
「全体的に細く中指は少し長めがいいんだよね!」
引っ越してきたばかりでホームシックのピーク、心細さマックスだった私にとって誰かが自分を知っているということがどれほどありがたかったことか。ジャパンタウンには行った?何番のバス(muni)に乗って行っておいで。学校に行けばすぐ英語話せるようになるから大丈夫。大丈夫、友達もすぐできるよ。

半年くらい経った頃気になって質問してみました。
「Dianeはアメリカで生まれたの?すごくきれいな英語を話すけど…」

私はベトナムで生まれたの。子供の頃に移民でアメリカに来て全く英語が話せなかったんだよ。だから英語は絶対話せるようになるから大丈夫。

え…。

年齢から推測するにもしかしてDianeおばさんってものすごい苦労しているのでは…。今まで親切にされても心のどこかで「いやー私チップ払いいいからかなー」とか思っていました、ごめんなさい。普通に親切なのかも。
フォーは簡単だからお家で作りなよ!ベトナムレストラン行ったことある?テンダーロインのがオススメだけど、絶対に一人で歩いて行っちゃダメだよ。昼もダメ。危ないからね。バインミーは食べれられる?おいしいところあるから朝買ってきてあげるよ!電話番号教えて!

突然何を言い出したよこのおばさん、と思いましたがこの時すぐ電話番号を教えて買ってきてもらえばよかったと後悔してもしきれません。きっとこの頃から決めてたんでしょうね、辞めるの。パクチー嫌いって言ったら旦那さんは?旦那に買ってくるとか言い出しましたから。
クリスマス前に行ったら2週間休みだと言われ、年末に電話したらオーナーが怒り気味に

“Diane?? SHE JUST LEFT US!”

強烈なホームシックにかかっても、なんとなく差別的な嫌な空気感でしょんぼりしても、そのお世辞にもキレイだとはいえないネイルサロンでDianeおばさんが私の爪をいつもピカピカにしてくれたからなんとか頑張れたのに…。どこへいってしまったの、Dianeおばさん。

——————–

と、深夜、涙ながらに長文を書いていたのですが
爪はぼろぼろ、一からネイルサロン探しするのも面倒。なので朝そのネイルサロンに電話したところ「Dianeおばさんと同じことできる人いるから!うまいから!安心して来てくれ」と言われノコノコ行ってきました。

担当してくれたのはサムくん。去年の夏くらいに入ってきた新人です。
超丁寧、超上手。
日本のネイルサロンくらい丁寧。
デザインっぽいものはおそらくフレンチネイルくらいしか出来ないだろうけど、基礎がきちんとできている人でした。(スカルプの付け方を見る限りフレンチスカルプの勉強をきちんとしているはず)裏も削ってたしほんと上手でした。Dianeおばさんより上手いかも。

あーこれで安心してサンフランシスコで生きていける…。

※わたしはアクリルパウダーを自爪に乗せています。
長さを出すときもこちらのネイルサロンで一般的なチップ貼る×アクリルではなく、アクリルパウダー×フォームで作ってもらっています。
※塗っているのはいわゆるマニキュアではなくジェルポリッシュ。光で固化させるタイプもの。落とす時削る云々とかいうけどアメリカは基本的になにやっても爪の表面は削られてしまうので同じ。凄まじくオススメ。
※今日は長さ4本×リペア+カラーで$40(チップ別)
※このサロンは昼休み・夕方になると戦場のように混み合うので注意。基本的に予約無しで来る人がほとんど。
※現金推奨。チップは会計後本人に直接渡す式。
※このサロンはだめな人はほんっとダメ。当たり外れが激しい。

※自爪にしかやらない人は同じ界隈にネイルサロンの選択肢がもう少しあります。

※日本では同じ人にかれこれ10年近く爪をお願いしていて、そのネイリストさんが今働いているのはここです。帰国時には必ず行っています。

——————–

ブログ書きはじめて1年経ったので、ランキングサイトに登録してみました。
今年も画像↓クリックよろしくお願いします(・∀・)!!
1481253186583


ネイルサロン。

(今日も長文です。すみません。)
アメリカのネイルサロンは日本より5-6年遅れている。と、思っていたらここ3年で上手いネイリストさんが全米各地に出現しはじめた。
(Instagramみてるとよくわかる)
ところがサンフランシスコのネイル事情は5-6年遅れのままどころか10年遅れてるんじゃないかというレベル。ロハスとかエコとかそういう環境意識の高さとネイルは親和性ないのかも。

私は米国配偶者ビザを取得してこちらに引っ越してきたんだけど
(ビザ取得に関する情報は先人のブログしかありません。私がどなたかのブログにお世話になったように、後日必ず書きます。)
ビザ取得と同時にはじめたのがネイルサロン探しだった。
やらない人にはわからないかもしれないけど、死活問題である。

評価サイトを元にネイルサロンを探すポイントは2つある。

1.真っ直ぐな線が引けるかどうか。
2.(出来上がった)爪の画像の表面がデコボコしていない。←光の反射でわかる。

大変申し訳ないけどベイエリアで「日本人です」「ネイルサロンやってます」というほとんどの人、日本でサロン勤務の経験はおありですか?殆どの人がこの、真っ直ぐな線が引ける、爪の画像の表面がデコボコしていない、に該当しないどころかかなり酷い。皮膚にジェルが乗っていたり、甘皮部分にジェルが乗っていたり、マジありえない。
なので、localなサロンの情報を片っ端から見て、上手そうなところを丹念に探してみたんだけど…

見つからない。

マニキュア塗ってくれるところは沢山あるんだけど、ジェルやアクリルやってるサロンが本当に少ない。
綺麗なネイルしてる人に片っ端から聞いたんだけど「サンフランシスコのネイルサロン終わってる」と何人に言われたかわからない。
オークランドやサンノゼにはよさそうなサロンあるのに…。

めげずに探したら偶然、1件見つけた。
表面がつるつる、デザインも出来るっぽい。お店のウエブページはない。

Lucky Nails
55A Sutter St
Financial District
San Francisco, CA 94104
(415) 981-5321

yelp見ると ダイアンさんが上手いらしい。

勇気を出して1本だけ直してもらいに行ってみた。

白衣を着たアジアおばさんがずらり。謎の言語で会話してる。知ってた。アメリカの一般的なサロンってこんななんだよね。
「ダイアンさんいますか?」
おばさんは言いました。
「私だよ!」

工エエェェ(´д`)ェェエエ工

image

盗撮みたいになっちゃったけどこんな感じ。
とても不安…。

ところがダイアンさん、どう見ても独学だろうし、道具も東京の1/10位しか使わないのにちょっと信じられないくらい上手い。
しかも15分くらいで直して、$5(チップ別/アクリルではなく、チップオーバーレイという、チップ貼ってアクリル乗せるもの)
日本に帰って10年近い付き合いのネイリストさんに見せても大絶賛。ほんとうまかった。

引っ越してきてすぐ、また一本だけ直しに同じサロンに行ったら会社帰りの人で満席。人気あるのねこのサロン。
帰ろうとしたら違う人が直してくれたんだけど、これがもう、笑っちゃうくらいひどいwww
みんなが同じくらいの技術ではないのね、勉強になった。

今回、意を決して(ダメだったら日本に帰ってネイルやってこようかロスまで行こうかレベル)ダイアンおばさん指名で朝イチでいってみた。
違う人の技術が気に入らないこともきっちり伝えた。

「私の名前覚えててくれてありがとう!私もあなたを覚えているよ!日本人でしょ!グリーンカード取れたの?おめでとう!」

ここまではまぁ普通。でもやっぱ覚えていてくれるのは嬉しい!ありがとう!
ところがダイアンおばさんはこれで終わらない。すごかった。

「好きな爪の形も覚えてるよ!先端少し細めでしょ!」

そう!すごい!ダイアン!そうだよ!

「中指はほかの爪より少し長めにするんだよね!」

そうです!!!!!!!!!!
私が前回来た時にやってもらったのは左手の人差し指一本だけなのに!なんで覚えてるの???
すごいんだけど!!!!!!この人すごい!!!!!!

こちらのサロンは削る時にマシンを使うんだけど、ダイアンおばさんはほとんど手で削ります。私、爪薄いので安心。

image

技術も明らかに向上してるし何の不満もなく$55(チップ別/ジェルポリッシュという、ジェルとマニキュアの中間みたいものを使っています)で全部きれいにしてもらいました。ほんとすごい。職人技。

足の爪も塗ってもらいに。

image

足は明らかに日本よりうまい。甘皮処理とか、角質除去とか完全に職人。角質なんか、硬いスポンジみたいのでこするだけなんだけど、つるっつる。
$40(チップ別/同じくジェルポリッシュ使用)

ちょっとホームシック気味だったんだけど、爪がピカピカになって元気でました!

ダイアンおばさんありがとう!